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住宅ローンが払えなくなったら・・・

本日は、リフォームから少し離れて、私が家を建てた時から現在までの人生のお話です。

もくじ
【マイホーム】
【出費の増大と減給-退職】
【再就職】
【住宅ローンが支払えなくなったら・・・】

【マイホーム】
私は、結婚して比較的早い時期にマイホームを持つ決断をしました。
幸い、貯金も少しあり、マイホームの頭金にするぐらいはなんとかなりました。

結婚してから2年間はアパート暮らしだったんですが、家賃が8万円ぐらいで、交通の便も悪く、通勤で最寄りの駅まで行くにも30分に1本ぐらいしかないバスを利用していました。

そんな時に妻と話したのが、家賃はいくら払ってもその部屋が自分のものにはならないということです。もしも、マイホームを建てれば、家賃と同じぐらいの支払額でいずれは自分の家になるということです。
家賃を支払う代わりに住宅ローンとして毎月8万円払っていけば、年間96万円、25年で2,400万円になります。

これだけあれば、かなり豪華な家が建ちますよね。
さらに、都合のいいことに妻の実家が持っている畑を家を建てるために貸してもらえるという話になりました。つまり、土地だけは安く(あわよくば無料で)借りて、建物だけ建てられれば良かったのです。

このように家を建てるための条件がどんどん揃って行きました。後は家を建てるという決断をするだけだったんです。当時は、ちょうどバブル時代で、給料も比較的多かったということも追い風となりました。

【出費の増大と減給-退職】
ちょうど家を建てた年は、娘の誕生した年でもあります。しかしながら、私の人生は決して順風満帆ではありませんでした。
家を建てた頃はたしかに給料も比較的高く、会社も安定していましたが、会社の雲行きが徐々に怪しくなり、年々給料が減り始めました。一番苦しかったのが、娘が大学受験の時期です。
残念ながら娘は、国立大学に入れるような頭は持ち合わせていませんでした。そして、いくつかの大学を受け、何度も落ちたあげく最後に合格したのが、とある私立大学でした。
そのため、受験費用と大学への入学金や授業料で、家計が大きく圧迫されました。
この年だけで、年収以上の出費があったのではないかと思います。
幸い、学資保険に入っていたので、ある程度は補うことができましたが、相当な痛手となりました。私立大学の年間授業料は百万円にもなります。この費用は、住宅ローンの月額8万円とほぼ同等額となります。つまり、住宅ローンを2重に持っているようなものです。
しかも、授業料は半年に1回の現金振込です。これは、非常に大きな痛手となり、自分の母親に泣きついたこともありました。この授業料の支払いは、給料の減給とともにどんどん生活を圧迫していきます。
そして、娘が大学3年生になった頃、私はついに30年間勤めた会社を退職する決断をしました。いろいろな事情で減り続けた給料がついに大学初任給ぐらいまで下がったときのことです。
これだけ下がってしまうと、退職して新しい仕事を見つけた方が、給料が増やせると思ったからです。例え同じぐらいの給料だったとしても、将来性のない会社に居続けるよりも、将来が有望な会社に再就職したいということもありました。

【再就職】
結果的に会社を辞めたことで、退職金がもらえましたので、大学の授業料などはなんとか払うことができました。しかし、住宅ローンは家計に大きな打撃を与え続けました。
退職後は、失業手当を受け取りながら、8ヶ月間の就職活動を続けました。
といっても、実質的にもらえる失業手当は150日分(5ヶ月間)です。
私は、毎週ハローワークに通い、自分の適性にあった会社に次から次へと書類を送付しました。しかし、当時応募したすべての応募先から届いたのは不採用通知ばかりでした。それも、面接までしてもらえるところは少なく、殆どが書類選考での不採用でした。
やはり、51歳という年齢の就職は非常に厳しい状況だったのです。

そして、失業手当の支給期間が終了する少し前に前の会社の同僚から連絡が入りました。その同僚も私が辞めたあとで退職し、彼は比較的早めに再就職をしていました。そして、その関係で
「一人だけ人員を募集しているので、まだ就職先が見つからないなら、応募してみないか?」
という話でした。
ただし勤務先は遠方のため、家から通勤できる場所ではないとのことです。さらに勤務期間はとりあえず6ヶ月間で、その後はどうなるかわからないという条件でした。
しかし、当時の私はなりふりかまえる状況ではありませんでしたので、この話に乗ることにしました。そして、自宅を離れて単身赴任というかたちで勤め始めました。
結果的にいろいろな幸運にも恵まれ、その仕事は勤務先を転々としながらも4年間続けることができました。良かったことは、単身赴任の期間は1年だけで、その後は通勤圏内に戻ってくることができたことです。

【住宅ローンが支払えなくなったら・・・】
このように浮き沈みの激しい人生でしたが、今はある派遣会社に就職し、なんとか仕事が続けられる状態となりました。
住宅ローンも完済することができ、今回のリフォームへと繋がります。
さて、このように私の人生を振り返って見ても家計が苦しく住宅ローンが払えなくなる年が何度も訪れました。
長期間に渡る住宅ローンは、計画通りに支払うことができれば、問題ありませんが、人生のいろいろな浮き沈みで支払いができなくなることもあります。
そんな時に相談に乗ってくれるところがあるという情報をつい最近になって知りました。

この場合、次のような手段が考えられます。

1.ローンの借り換え
 最初に組んだ住宅ローンを借り換える方法です。
 契約当時の金利と現在の金利が1%以上差があるときに効果があります。
 今は、低金利時代ですので、例えば20年前と比べるとあきらかに金利が下がっています。この差が、1%以上ある場合、月々の返済額が10%程度減額される可能性があります。
 詳しくは下記のサイトでご確認ください。
   住宅ローン一括比較サイト

2.売却する
 どうしても家のローンが払えない場合、売却ということになります。
 ローン返済が残っている場合、不動産会社で残りのローンを肩代わりしてもらえる場合もあります。
 詳細は、下記のサイトでご確認ください。
    不動産売却一括査定サイト

3.いったん売却して住み続ける
 住んでいる家をいったん売却し、家賃を払いながら住み続けることを「リースバック」と言います。この場合、いったん家を買ってもらえるため、一時的に大きな金を手に入れることができます。
 子供の大学入学や結婚など、一時的に大きなお金が必要な時に利用できます。
将来、お金に余裕ができたら買い戻すこともできます。
 家のローン残高とリース代金を比較して、有利な方を選びましょう。
 詳しくは、不動産専門の相談サイトでご確認ください。
   不動産無料相談サイト

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