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失敗しないリフォーム会社選び

【この記事の概要】

この記事では、リフォーム会社を選ぶにあたって、私が実際に行ったことを中心に書いています。
リフォームは、家を建てる次に大事な人生行事です。
これからリフォームを行おうとする方は、ぜひ読んでください。

【リフォーム会社選びで失敗したこと】

リフォームにかかる費用は、数百万円となるため、リフォーム会社選びに失敗すると大きな損失となります。
実際、私は一度失敗しています。でも、失敗したことに気づいたのは、リフォーム後、数年経ってからなんです。
どこのリフォーム会社も出来上がったときは、きれいに見えるので全く区別がつきません。失敗に気づくのは早くて3年後です
そして、気が付いたときにはその会社はもう存在していませんでした。
実際に我が家で行った外装のリフォームについて後からわかった問題を記載します。

失敗のポイント

  • 壁面の塗装が一度塗りだった
    (2度以上塗らないと耐久性が悪くなります。)
  • 屋根の塗装をしてもらったはずができていなかった。
  • トイやシャッター収納部分の塗装時に下地をはがさずに塗装してあった
    (下塗装をはがさずに塗装するとすぐに剥げ落ちてきます。)
  • 防水対策が不十分で数年のうちにサイディングの内側に水がしみ込んでしまった

屋根の塗装については気づきそうなものですが、これはチェックが甘かったというより仕方ありません。

失敗がもたらす影響

  • 家の耐久寿命が短くなる
  • 雨漏りが始まる
  • 次のリフォームまでの期間が短くなる
  • 次のリフォームの費用が膨れ上がる

このような失敗の結果、ついに今回のリフォームということになりました。

【リフォーム時期】

リフォーム時期が近づくとキャッチセールスが増えてきます。
(キャッチセールスというのは、外観から家の状況を見て突然訪ねてくる営業マンのことです。)
素人が見ていても気づかない変化をキャッチセールスの営業マンはしっかり見抜きます。壁面のシミ、雨どいの変形、屋根の変色、これらのどこかが痛んでいるのを見つけると「これはビジネスチャンス」と思い、訪問してきます。
こういうキャッチセールスが増えてきたら、そろそろリフォームが必要な時期と思ってください。

【キャッチセールスに見積もりをさせない】

ただし、絶対にキャッチセールスに見積りを依頼してはいけません。
理由は、彼らの思うツボにはまらないためです。
彼らは巧みな話術で自分のところでリフォームをしたら得であることを話し始めます。
また、近所の家のリフォームを手掛けてる業者なので、「安心して欲しい」とか、「いつでも相談に乗ります。」などと言ってきます。
しかし、実際の見積りには見えないところに彼らの営業費が上乗せされてしまいます。
ただでさえ高いリフォーム費用に彼らの給料まで乗せられたら、たまったものではありません。

【リフォームプランを無料で依頼する】

リフォームを依頼する業者を選ぶときは慎重になる必要があります。
知り合いに都合よくリフォーム業者があればいいですが、その場合でもリフォーム費用の見積りは必ず3社以上で取ってください。理由は、工事費の相場を知るためです。

ご存知のようにリフォームといっても、リフォーム内容が建物ごとに異なっているため、近所の方のリフォーム費用とは比較ができません。

実際に複数の見積りを取るといっても、どこに依頼すれば良いかわからない場合が多いですね。そこで活用したいのがインターネットで複数の業者に見積りを依頼する方法です。
例えば、下記のサイトでは全国にあるリフォーム業者が300社ほど登録されていて、必要事項を入力するとあなたの住んでいる地域を担当できる業者候補が複数リストアップされます。その中から「ここぞ」と思う複数の業者をにチェックを入れるだけで、リフォームプラン作成と見積りを依頼することができます。
もちろん、無料でできますので、安心して依頼してください。

リフォームプランを無料で依頼する

私も実際に活用し、5社ほど表示された中から自分の家に近い3つの業者を選定し、リフォームプラン作成を依頼しました。依頼方法は、自分の住所と連絡先、リフォームの内容を所定のフォームに記載するだけです。

インターネットで登録して数日のうちにその業者から電話やメールで見積訪問の申し込みが来ます。自分の都合の良い日時を決めて実際に自分の家を見てもらい、自宅の状況を見てもらいながら、希望するリフォーム内容を説明します。

その後、業者からリフォームプランと見積書が届きます。中には、こちらの希望を上回る家の改築ポイントについての詳しいレポートを作ってくれた業者もありました。また、業者の話を聞いただけで、40万円も節約できる方法が聞けたりしてとっても役に立ちました。
(この方法はどこの家でも使える可能性がある王道です。)
リフォーム会社選定の際は、10年以上の実績がある会社を選ぶことがポイントです。

【リフォーム見積の正しい見方】

実際に今回提出してもらった見積書がこちらです。
見積書の比較

業者によって見積額が大きく違っていて200万円弱から320万円まで差があります。全く同じ工事とは思えません。

最終的に近所の評判の良いリフォーム業者に依頼することに決めていても、別の会社の見積りがあるとそれだけで値引き交渉の材料になります。
私も工事を依頼しようとしている業者に他の会社の見積りを見せたことがあります。
すると、その見積書に掲載されている塗料が粗悪な材料のために見積り額が安くなっていることを教えてくれました。粗悪な材料を使っても見かけはあまり変わらないので、工事後はきれいに見えますが、色あせが早く始まったりします。
2度塗りが明記してない見積もりもあります。

例えば、外壁塗装に使う塗料はフッ素が含まれているものがいいのですが、どうしても高くなります。その分、耐用年数も増えます。
同じように費用をかけるなら、次のリフォームまでの期間が長くなるほど安心です。もし、10万円高くなるだけで、耐用年数が10年から15年に伸びるようならそちらを選択すべきです。

このような情報ももらえるため、自分の知識が広がり、本当に自分の家のことを考えてくれる業者なのかどうかがわかるようになってきます。

見積書の活用方法はあなた次第なんです。
そして、多くの業者の話を聞くだけで思わぬ情報を聞き出すこともできます。

【自己資金がなくてもリフォーム可能?】

実は、我が家には貯金というものがありません。
日々の生活だけで大変なのです。
それでも今回、リフォームを決意した理由は、自分の年齢にありました。
私は、現在58歳であと2年で還暦となります。
幸い、職場の定年年齢は60歳ではないため、仕事は続けることができますが、お金を借りるのは60歳を超えると非常に難しくなります。
そこで、60歳になる前にローンを組んでリフォームをすることになりました。

自己資金はほとんどないため、全体費用の99%をローンで借りなければなりません(汗)。
今回のリフォームでは、リフォーム費用約240万円で、頭金は端数の9千円強です。
ローンは、1万円単位でしか借りられないため、1万円に満たない部分が自己資金というわけです。
このように全く資金がなくてもリフォームはできます。ちなみに私の場合、上記の費用に対して、月々の支払いは10年払いの場合で約2万5千円でした。
毎月このお金が捻出できれば、リフォームを実施することができるというわけです。


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    私は、25年前にマイホームを建てましたが、25年の間に建物のあちこちが老朽化し、ついに外観リフォームの実施を決断しました。
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