和式トイレを洋式に変えるのは意外と簡単!
もくじ
高齢になると和式トイレは辛くなる
私の実家は築百年になろうかという木造住宅です。そこに住んでいる母も高齢になって、昔ながらの和式トイレを使うのが辛くなってきました。高齢になるとどうしても足腰が弱ってきて、和式トイレに座るのも辛いし、立つのも大変です。そこで、和式トイレを洋式に変える便座を取り付けたところ、とても楽になったと喜んでいました。さらに立つ時に掴めるような取っ手を取り付けたので、座ったり立ったりの動作も問題なくできるようになりました。おかげで百歳が近づいた今でも一人暮らしを続けています。
そこで、同じような悩みを抱えている方のために和式トイレを洋式に変える方法について調べてみました。
段差のない和式トイレを洋式にする方法
まず、下記のような段差のないトイレの場合、便座の上に載せるだけで洋式トイレに早変わりする便座を使います。
この写真は、わりと最近の水洗式ですが、昔ながらのポットン便所でも同じです。
ここに下記のように便座をかぶせます。
これだけで、和式トイレが簡単に洋式トイレに早変わりします。
この便座は、Amazonで買えます。
幸和製作所 テイコブ腰掛け便座
ただし、トイレの形状によっては、適合しない場合もありますので、購入前に現在の便器のサイズと購入する便座のサイズをよく調べた上で注文してください。
残念ながら、この便座には、暖房機能がありません。このままでは、座った時にひんやりするので、便座カバーを付けるといいですね。
こちらもAmazonで買えます。
オカ(OKA) 乾度良好 Dナチュレ O型専用 便座カバー
ちなみにこれでも冷たく感じる場合は、2枚重ねにするといいようです。母も2枚重ねににしています。
どうせなら暖房付き便座が欲しいという場合は、こちらがあります。
これなら、寒い冬に座ってもポカポカです。
アロン化成 安寿 サニタリエースOD 暖房便座 据置式
ただし、値段は4倍ぐらいになりますし、トイレに電源コンセントがない場合、電源工事が必要になります。
段差のある和式トイレを洋式にする方法
和式トイレでも、下記のように段差がある和式トイレの場合は、どうすればいいでしょうか?
この場合でも、下記のような商品があります。
見かけ上、作り付けのように見えますが、こちらも現行の和式便座にかぶせるだけなので、自分で取り付けができます。便座の高さが低くなっているので、段差があるトイレでも座るとちょうどいい高さになります。
和式トイレを洋式に【リホームトイレ】段差のある和式トイレ用
この便座を後ろから見ると下記のようになっています。
こちらも便座によって適合しない場合がありますので、交換前の便座の寸法を測定の上、適合できるサイズかどうか確認してからご購入ください。
こちらも暖房付きではありませんので、便座カバーをするといいですね。
このタイプで暖房付きの便座もあります。
アロン化成 安寿 サニタリエースOD 暖房便座
こちらの場合もトイレに電源コンセントない場合、電源工事が必要となります。
和式トイレを洋式に変えた場合の掃除方法は?
洋式便座で簡単に和式トイレを洋式に変更することはできますが、水洗トイレの場合、新たに加えた洋式便座部分に水が流れるわけではないので、掃除には気を付ける必要があります。段差のあるトイレ用の便座の場合、高さが低いのでそれほど汚れることはありません。しかし、段差のないトイレ用の便座の場合、便座の高さが高いので、その部分については掃除が必要です。私の実家の場合、トイレマジックリンを利用しています。これで、掃除と消臭が同時にできます。
後は、時々便座を外して掃除をするといいですね。
トイレの改装に介護保険のリフォーム補助金が使える場合があります
今回の記事では、和式の便座に洋式の便座を乗せるだけで改装ができるので、それほど大きな金額はかかりませんが、電源工事まで含めるとけっこう費用が掛かる場合があります。そんな時に介護リフォームの補助金を受け取れる場合があります。条件は下記のようになります。
- 利用者が要介護認定で要支援もしくは要介護に認定されていること
- 改修しようとする住宅の住所が利用者の被保険者証の住所と同一であり、利用者が実際に居住していること
- 利用者が福祉施設に入居中または、病院に入院中ではないこと
- 支給は1人1回20万円の工事まで
ただし、Amazonでの購入の場合、介護リフォームの適用が難しい場合もありますので、よくご確認ください。
むしろ、本格的なトイレリフォームを業者に依頼する場合ならば、当然適用可能です。その場合、複数の業者から相見積もりを取る必要がありますが、いちいち調べるのは大変ですね。こういう時に利用できるのがこちらです。あなたのお住まいの住所を入力するだけで、地元の複数の会社に見積りを依頼することができます。見積り依頼は無料で利用できるので、気軽にお申し込みください。
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