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重い屋根の家ほど倒壊しやすい!

前回は、古い家ほど倒壊の危険が高いという記事を書きましたが、本日は屋根の重さによっても倒壊の危険性が変わってくるというお話です。

【屋根の重さで重心が変わる】
今回、屋根の重さを比較するために下記のようなイラストを書いてみました。
屋根の大きさが重さを表しています。

 

屋根が重い家は、重心が高いところにあり、大きな地震が来ると上の方で揺れが発生し、倒壊や瓦等の脱落の可能性が高くなります。
一方、屋根の軽い家は、重心が比較的低いところにあるため揺れもやや少なくなり、屋根にかかる圧力も低くなります。

 

【過去のデータで比較】

先日、ご紹介しました日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)のデータを見てみると下記のようになっています。(このデータは木造在来工法で建てられた2階建て以下の家につい木耐協が調査したデータをまとめたものです。)

①軽い建物:石綿スレート板、鉄板葺
②重い建物:桟瓦葺
③非常に重い建物:土葺瓦屋根

昔は、重鎮な建物ほどがっしりしているイメージが有り、重い土葺瓦屋根を使っていました。しかし、耐震強度が騒がれるようになり、新建築法が施行されてからは、軽い屋根材を使うような傾向にあります。
やはり、耐震強度を高めるためには屋根材を軽くする必要があるようです。

実際に、木耐協が屋根の重さと耐震性の評価をした結果、下記のように重い屋根になるほど耐震性の評点が低くなり、重い屋根に対して軽い屋根は4割ほど高い評点となっています。

これは、最近だけの傾向ではなく、過去にさかのぼっても常に軽い屋根のほうが評点が高い結果となっています。

詳しくは下記のリンク先にてご確認ください。

屋根の重さで耐震性に最大4割の差 屋根が重いほど耐震性は低くなる
(木耐協)

 

【軽い屋根へのリフォーム】

リフォームの際に耐震強度を高めるために軽い屋根にリフォームするのも一つの手段です。
ただし、軽い屋根ほど強度が保たれないというデメリットも発生します。
現時点で望ましいのは、ガルバリウム鋼板を使った屋根です。

ガルバリウム鋼板は、軽くて強度が強く、メンテナンス不要となっています。
デメリットとしては価格が高めになること、施工できる業者が限られることです。
しかし、10年ぐらいで葺き直しが必要な瓦よりも長期間にわかってメンテナンスが不要なことを考えるとメリットが見えてきます。

それ以外にもセメント瓦やスレート葺など軽くする手段は色々ありますので、施工業者と打合せて、予算と将来のメンテナンス費用を考え合わせてご検討ください。

 

 

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